電波の強さ(電界強度)で地デジアンテナを選びましょう
数ある地デジ対応アンテナから最適なタイプを選択する基準としては、住んでいる地域まで、どれだけ電波が届いているかという数値が参考になります。一般に届いている電波の強さを電界強度と呼び、単位はdB(デシベル)で表記します。電界強度は60db以上で受信できるエリアを中電界地域や強電界地域(80dB以上)と呼んでおり、電界強度が60dbを切る地域は弱電界地域になり、一般に受信対象外と考えられます。
地上デジタル放送推進協会のホームページにて受信可能エリアとなっている地域は、電界強度が60dB以上のエリアを表しています。ただし、この表はあくまでも目安なので、自分の家が強電界地域なのか中電界地域なのかは正確にはわかりませんが、あくまで参考までに見ておくと良いでしょう。
地デジアンテナの種類
屋外アンテナ(八木アンテナタイプ)
アンテナの形は、屋根の上に建っているような骨組みの物になります。主に、一般的な家庭や電波の弱い地域の家庭などに使用されています。通常であるならば、こちらのアンテナタイプのものを選びますが、次のタイプのものもあります。
屋外アンテナ(平面タイプ)
アンテナの形は、小型化されていて、家の壁面やベランダなどの狭い場所等に使用します。こちらは、製品にもよりますが、電波が弱い地域などには不向きになります。長所としては、狭いスペースや、室内(屋根裏など)などのスペースにも設置が可能です。
室内アンテナ
アンテナの形は、極小サイズになり、お部屋のスペースを取りません。主に、ワンセグなどの電波を利用するタイプが多くみられます。
地デジアンテナの選び方
地上デジタル放送の電波を飛ばしいている電波塔から離れれば離れるほど、電波が弱くなります。
場所や環境によりますが、近い方から強電界地域、遠いと弱電界地域になります。
強電界地域のアンテナ
基本的には、どのタイプのアンテナを選んでも問題はないはずです。
ただ、強電界地域においても将来ビル群などが建った場合、その影に隠れてしまい弱電界になってしまう可能性もあります。その場合は、アンテナの位置を変えてみて電波が効率よく受信できる方角に合わせる必要もあります。
弱電界地域のアンテナ
弱電界地域のアンテナは、八木アンテナタイプ(骨組みのもの)のものだと、素子数が重要なポイントになってきます。素子数の多いものほど、電波を受信しやすくなります。